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頭から?尻尾から?たい焼き論争の決着と、天然・養殖の違いを見極める法

目次

たい焼き論争、あなたはどっち派?

「頭から?尻尾から?」でわかる性格診断と食べ方アンケート結果

たい焼きの話題になると、必ずといっていいほど持ち上がる「どこから食べる?」問題。頭からがぶっといく派、カリカリの尻尾からじっくり攻める派、真ん中で割ってシェアする派…。同じたい焼きなのに、ひと口目の選び方で、その人の性格やこだわりが見えてきます。あなたのたい焼きの食べ方も、意外と“自分らしさ”を物語っているかもしれません。

たい焼きをどこから食べるかで、性格の傾向がわかると言われています。一般的には、頭から食べる「頭派」は決断力重視、尻尾から食べる「尻尾派」はバランス重視とされることが多いです。

街頭アンケートの結果では、頭派45%、尻尾派35%、真ん中から・割ってから食べる「真ん中派」が20%と、三者ほぼ拮抗する傾向が見られました。好みには世代差や地域差も影響しているようです。

たい焼きの本場とされる東京・麻布十番や新宿などの老舗エリアでは、薄皮で「しっぽまであん」が詰まったタイプが多く、尻尾派の満足度が高いと言われます。一方で、関西など生地が厚めの地域では「まず皮の食感を楽しみたい」という理由から、頭派が目立つ傾向があります。

さらに、冬場は「がぶっとかじって温まりたい」という頭派が増え、夏場は「少しずつ味わう」尻尾派・真ん中派が増えるといった季節による違いも見られます。


たい焼きの基本をおさらい

たい焼きとは?今川焼との違い

たい焼きは、鯛の形をした鉄板で焼き上げる、あん入りの和菓子です。よく似た今川焼(大判焼き)は丸い形で同じようにあんを使いますが、成形方法と見た目が異なります。

たい焼きの生地は、小麦粉・卵・砂糖・水(または牛乳)を混ぜた液状のペーストで、二枚重ねの鯛型の金型に流し込み、あんをはさんで焼き上げます。今川焼は、円形のくぼみが並んだ鉄板に生地を流し込んで焼くため、厚みがあり、どちらかといえば“ふんわりケーキ寄り”の食感になります。

たい焼きは、尻尾やひれまで模した細長い形ゆえに、頭・胴・尻尾で皮とあんのバランスが変わります。そのため、「どこから食べるか」が味わいに直結する点が、今川焼との大きな違いと言えます。

「縁起物」って本当?鯛の形に込められた意味

鯛は古くから祝いの席に欠かせない魚で、「めでたい」という語呂合わせもあり、祭りや贈り物で重宝されてきました。見た目そのものが縁起物として定着している魚でもあります。

明治〜大正期の不景気の中で、「本物の鯛は高くて食べられないけれど、せめて形だけでも味わいたい」という庶民の願いから、今川焼の派生として鯛の形のたい焼きが生まれたとも言われています。

頭から食べるか尻尾から食べるかという論争も、「縁起物をどこからいただくか」という、日本らしいゲン担ぎの遊びとして楽しまれてきました。


実は歴史も深い?たい焼きブームと食べ方の変遷

屋台文化から始まった「頭から派」の優勢

たい焼きが広まった初期は屋台文化の中で楽しまれており、立ち食いや歩き食べが主流でした。手早く食べやすいことから、自然と頭からかじりつく食べ方が一般的だったようです。

明治末〜大正期にかけて、今川焼の派生として「おめでたい鯛の形」が考案されると、戦前の屋台では立ち食いが基本で、歩きながら食べやすい頭から派が圧倒的多数だったとされています。

メディアと多様なフィリングが変えた食べ方

昭和に入り、NHKの『およげ!たいやきくん』などをきっかけに、たい焼きは全国区のキャラクター的存在になりました。「どこから食べる?」という話題も子どもの遊びネタとして定着していきます。

1980年代以降は、カスタード・チョコレート・チーズなどの“変わり種”ブームが到来。さらにSNSの普及によって、真ん中から割って断面を見せる食べ方や、複数人でシェアするスタイルが若い世代を中心に広まりました。これにより、頭派・尻尾派だけでなく、真ん中派という新たな多数派も生まれています。


「頭から食べる派」の主張

なぜ頭から?勢い重視の“ピーク先取り型”

頭から食べる派は、「先に顔にかじりつくことで勢いをつけたい」「始まりを重視したい」といった心理が反映されるとされています。

特に、薄皮であんがたっぷり入った東京型のたい焼きでは、頭部分にあんがぎゅっと詰まっていることが多く、「最初の一口でクライマックスを迎えたい」「一番おいしいところから攻めたい」という“ピーク先取り型”の考え方とも重なります。

仕事や勉強でも、やるべきことを先に片付けるタイプに頭から派が多い、という俗説もささやかれています。

頭から派のリアルな声

頭から食べる人からは、「最初にガブッとかじると満足感がある」「頭の香ばしさが好き」といった声が多く聞かれます。

一枚焼きの天然ものファンからは、「頭の部分は耳やヒレの細かい凹凸が多く、焼き色が濃くて香ばしい」「職人さんが一番気を遣って焼いている感じがするから、そこから敬意を込めて食べる」という意見もあります。

コンビニたい焼き派の人からは、「袋から出してそのままかじりやすい向きが、自然と頭からになっている」という、実用性重視のコメントも見られます。

頭から食べるとおいしく感じやすいシチュエーション

頭から食べるとおいしさを感じやすいのは、たい焼きが熱々で皮が柔らかいときです。あんの温度と香ばしさを同時に楽しめます。

特に、焼き立ての天然ものは、頭側から湯気と香りが立ち上るように感じられ、寒い季節の屋台や商店街を歩きながら食べると、満足度が高くなる傾向があります。

粒あん・こしあんどちらの場合でも、甘さ控えめで豆本来の風味を生かした老舗系のたい焼きは、頭から食べることで“あんの個性”を一気に味わえるのも魅力です。


「尻尾から食べる派」の主張

なぜ尻尾から?あんこと皮のバランス理論

尻尾から食べる派は、「最後にあんが重く残りすぎない」「皮のカリカリ感を楽しみながら、全体を均等に味わえる」といった理由を挙げます。

たい焼きは構造上、頭〜胴体部分にあんこが集中しやすく、尻尾は「皮だけ」になりがちです。尻尾から食べ始めると、まずは薄い皮のカリカリ食感を楽しみ、徐々にあんの量が増えていく“クライマックス配分”にできます。

特に、「しっぽまであん」が詰まったタイプでは、尻尾からでも途中で“皮だけゾーン”に当たる心配が少なく、バランス良く味わえると好評です。

尻尾から派のリアルな声

尻尾から食べる人からは、「しっぽのカリッとした部分こそ主役」「最後に甘さが重く残らないのがいい」といった感想が多く聞かれます。

天然ものファンの声としては、「尻尾は職人さんの腕が一番わかるところ。薄くてパリッとしているかで、その店のレベルがわかる」「最後があんこだと重いから、少しずつ甘さを増やしていきたい」といった意見もあります。

また、健康志向の人からは、「血糖値が急に上がらないよう、まず皮から食べてならしていきたい」という“ヘルシーな理由”で尻尾派になるケースも見られます。

カリカリ尻尾を楽しむためのたい焼き選び

尻尾のカリカリ感をしっかり楽しみたいなら、薄皮で焼き色がしっかりついた一枚焼き風のものや、尻尾が細く尖った形のたい焼きを選ぶのがおすすめです。

老舗の天然ものは、ガス火の一枚焼き鉄型を使うことが多く、尻尾の先まで薄く均一に焼き色がつきやすいのが特徴です。行列店のショーケースをよく見ると、尻尾が細く尖っていて、色ムラがあるものほど手焼き感が強く、尻尾のパリパリ度が高い傾向があります。

一方、コンビニや量産チェーンのたい焼きは、尻尾がやや太く、皮も厚めでふんわりした食感寄りのものが多めです。「カリカリ重視」で選ぶなら、天然系の専門店を狙ってみると良さそうです。


実は多数派?「真ん中から・割ってから食べる派」

シェア文化が生んだ新しい食べ方

近年増えているのが、真ん中から割って食べる「真ん中派」です。SNS映えやシェア前提の食べ方が広まったことで、一つを分け合ったり、断面を写真に撮ったりする楽しみ方が定着してきました。

特に、カスタード・チョコレート・抹茶クリーム・チーズなど、とろりとしたフィリングが入ったたい焼きは、真ん中から割ると断面がよく見え、“動画映え”“写真映え”しやすいため、若い世代からの支持を集めています。

屋台や観光地で「一つ買って二人で分ける」というデートスタイルも一般的になりつつあり、その流れが真ん中派の増加を後押ししています。

割って楽しむ、変化球的たい焼きの魅力

真ん中から割る食べ方は、頭派・尻尾派とはまた違った楽しみ方ができます。

  • 断面であんやフィリングの量をチェックできる
  • シェアしても、あんの量を公平に分けやすい
  • 熱々すぎるときに、少し冷ましながら食べられる

また、クリームチーズ×あんこ、チョコ×マシュマロなど、異なるフィリングがミックスされた“ハイブリッドたい焼き”では、真ん中から割ることで味の変化を視覚的にも楽しめます。


たい焼きの「どこから食べる?」をもっと楽しむために

たい焼きの個性と、食べ方の相性を知ろう

たい焼きの食べ方ひとつとっても、そこには性格やこだわり、育ってきた地域や時代の空気まで、いろいろな背景がにじんでいました。

頭から勢いよくかじりつくのも、尻尾からじっくりカリカリを味わうのも、真ん中で割ってわいわいシェアするのも、それぞれにちゃんと理由と“おいしい理屈”があります。

さらに、一枚焼きの天然ものか、連続焼きの養殖ものかによっても、あんの入り方や皮の食感が変わり、「どこから食べると一番しっくりくるか」は自然と変わってきます。行列のできる老舗と、身近なチェーン店やコンビニ、それぞれの魅力を知るほど、たい焼き選びと一口目の判断が、ちょっとした遊び心あふれる時間になっていきそうです。

次にたい焼きを手にしたときは、焼き方や形、あんの入り方をじっと観察してから、自分なりの“ベストな一口目”を選んでみてはいかがでしょうか。

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